キレイになろう
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 さて、私たちの体の中に外界から侵入してきた細菌、カビ、ウイルスなどと実際に戦うことになるのが白血球です。白血球にはいろいろな種類があり、中でも高次の免疫を司るのがリンパ球です。リンパ球にはB細胞、T細胞があります。B細胞は抗体を産生し(液性免疫)、T細胞は体内をパトロールしていて指名手配者(過去に侵入の前歴がある細菌など)や、不審者(初めて出会った細菌など)と遭遇すると、インターロイキンと呼ばれる伝達物質をだして味方の応援を求めたり、直接に不審者に攻撃を加えたりします(細胞性免疫)。T細胞には目があるわけではないので、敵を見極めるために白血球の仲間である貧食細胞の力を借ります。T細胞と貧食細胞の間には合い言葉のようなものがあり、細菌を取り込んだ貧食細胞はその合い言葉と共に敵の人相特徴をT細胞に伝えます。これは自己と非自己を区別するための非常に優れたシステムですが、臓器移植に際しては拒絶反応の引き金になるので逆に有り難くない場合もあります。 老化に伴う変化が最も顕著に現れるのはこのT細胞です。T細胞の前駆細胞は骨髄で造られ、胸線という臓器で教育を受けて選抜試験に合格したものだけがT細胞として送り出されます。胸線は思春期と意外に早い時期にピークを迎え、その後一気に萎縮します。そのため、骨髄から常時直接補給されるB細胞やマクロファージよりもT細胞が老化の影響を受けやすくなります。T細胞の老化とは何かと申しますと、?数が減少し、?反応性が低下し、T細胞自身の増殖能力が低下し、?サブセットと呼ばれるT細胞を構成するサブグループの比率が変化します。その結果、感染に対する守りが弱くなります。 このように老化とともに細胞や免疫力が低下します。細胞にはテロメアといういわば時限装置があり、一定の回数しか細胞分裂できないプログラムが仕組まれています。私たちは死ぬようにプリセットされている、といっていいでしょう。だから老いることは何も恥ずべきことではないのですが、老化を衰えととる見方が大勢です。なので、しわを外科的に除去する美容整形がもてはやされるのはやむをえないことでしょうか。 PR |
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